美容皮膚科は、皮膚科とともに多くの患者に利用されています。皮膚科で感染症や外傷の治療をおこなうことによって、皮膚や体内に悪影響をもたらしていた原因は取り除かれることになります。時に、原因を取り除いたあとの皮膚が、周囲の肌質や色合いと異なる場合があります。身体に害悪はなくなったとはいえ、本人にとっては疾患を発症させた肌の部分も、本来の状態に戻したいと思うのは当然のことでもあります。

この皮膚科としての役割を終えたあとの、更なるアフターケアを担当するのが美容皮膚科でもあります。本来の皮膚を取り戻したいと感じる肌は、感染症や外傷の治療後の状態だけでなく、年齢に伴って現れるシミやシワといったものまで広範囲に及びます。シワがあることで何らかの病気を引き起こすことは滅多にありませんが、本人にとっては精神的にも重くのしかかる、疾患に匹敵する問題になります。すなわち美容皮膚科は、肌に悩みを抱えることから生じる心のケアに至るまで、患者と向かい合うことになります。

このように、美容皮膚科の受け持つ範疇は病気とは異なることから、保険適用外のものが多く存在します。皮膚科の治療費の感覚で受診しないことが必要です。ただ、カウンセリング体制も充実していますので、どの部分をどのように改善していくかについて、じっくりと美容皮膚科と相談することができます。また、日頃のケア方法についてのアドバイスも徹底していますので、安心して臨むことができます。